学会について
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沿革
日本計量生物学会(Biometric Society of Japan)は1980年9月に設立された学会で、国際計量生物学会 (IBS, International Biometric Society)の日本支部(Japanese Region)と しての機能も有しています。
その前身はIBSの小規模の日本支部として1953年に発足されたJapanese Groupです。2017年3月に任意団体としての学会を解散し、一般社団法人日本計量生物学会に会員と財産を移管し、現在の一般社団法人日本計量生物学会となりました。
日本計量生物学会 設立趣意書
日本計量生物学会は、生物学・医学・農林水産学・生態学・環境科学などの諸分野の研究を、計量的・数学的・統計的手法を用いて推進するとともに、そのような研究手法の普及、関連研究者相互の交流を推進し、かつ、外国の研究団体との連絡を密にすることを目的としています。
このような手法を研究する学問を、従来は生物統計学、生物測定学、バイオメトリックスなどと呼んでいましたが、最近の計量的・数学的手法のめざましい発展にかんがみ、本会は「計量生物学」と呼称することにいたします。
この分野の研究者はきわめて学際的で、その進歩発展は、将来の人類の生存と遺伝に重要な関係を持つとの認識から、米国や西欧では最近研究者の数も研究論文の数も急増していますが、残念ながらわが 国ではまだ十分な関心をもたれていないと思われます。
国際計量生物学会The Biometric Societyは、国際連合International United of Biological Sciences の Biometric Section として1948年に発足して以来、2、3年おきに国際研究集会International Biometric Conference を開催するとともに、年4回研究論文誌 Biometrics を発行してきました。
この国際計量生物学会の機関誌Biometricsの購読者によって1953年にJapanese Group が結成されましたが、これが発展して1979年からは同学会の Japanese Region となるとともに日本国内でも独自の研究活動を行なおうとしています。
このような学際的分野の研究は、専門の異なる研究者の相互交流なしには有意義な発展をしないと考えますので、関心のある方々が奮って会員になられることをお勧めする次第です。