日本計量生物学会トップページ > 会報 総目次 > 会報 詳細

会報 詳細

巻頭言 「会長就任のごあいさつ」

丹後俊郎(国立保健医療科学院)

今期から評議員制度が発足し, 初めての評議員会でもあり, できるだけ都合をつけて出ようと出席しました. そのときは, 次期会長は卓越したリーダーシップと生物統計学発展に深慮のもとで取り組んでこられた柳川堯前会長が引き続きやっていただけるものと疑わず, 気軽な気持ちで出かけておりました. 多分, 評議員会に出席された他の評議員の方々も皆さん同じ気持ちでおられたことと思います. そのときに突然, もう2期を務められたので規約により退任されると伺い, 選挙が始まり, まさに, 青天のへきれきで今期会長に選出されました. その後に行われました会長信任投票でも会員の皆様に信任をいただき, 思いもしなかった重任に頭を抱えて新年を迎えた次第です. 名会長であられた吉村功, 柳川 堯というお二人の前会長に引き続いて会長職をお引き受けするのは, 王, 長島の後の5番打者の悩みと同じ気分で, 気が重いというのが正直な気持ちです. が, お引き受けするからには, 微力ではありますが, 日本計量生物学会の発展の一助となれますよう, 努力してまいる所存です. みなさまのご助力, ご支援を賜りますよう, よろしくお願いいたします

日本計量生物学会は, 柳川 堯前会長が組織編成や財政問題に取り組まれ, 大きく改善されてきました. 新体制でも引き続きこれらをより充実させ, 今後の学会活動のさらなる活性化のために取り組んでいきたい問題として, 以下のことを考えております.

[投稿論文] 学会の質は学会誌に掲載される投稿論文の質で決まるとも言われております. 連合学会, 日本統計学会での計量生物関連の発表件数は増加しているにもかかわらず, 投稿論文数が低調な原因を改善するために, どのような取り組みをしていく必要があるか, 今後も考えていきたいと思います.

[会員増加] 生物統計に興味をもつ会員増加を図るためには, どのようにしていったらよいか. 柳川 堯前会長も懸念していらしたように,他の統計関連学会と比較しても, 日本計量生物学会には若い年齢層と女性会員が少ないと思われます. 特にIBCをはじめ統計関連の国際学会では女性の進出がめざましく, それに比べて日本では. . . その根本には教育の問題と就職の問題があると思われ, 今後, 広い視野から取り組んで行かねばならない大きな問題と考えております.

[財政問題] 現在, 前期理事会のご尽力により会計上の赤字は解消されましたが, 学会誌やニュースレターの発行回数との微妙なバランスに依存している状態です. 今後, 会員数や質の向上を図ることがキーポイントだと思われます. そのための対策としてセミナー, 教育講演会, 特別講演会等も考慮していく必要がありそうです.

[学会の連合化] 現在, 統計関連学会連合が実を結びつつあります. 各学会の有機的連携を図り, 独自性を出しながら協力体制を深め, 今後の発展につなげていけるよう取り組んでまいる所存です.

[組織編成] 今期から新制度のもとで評議員会および理事会が学会の運営を行っていくことになりました. これらの会の性格を活かした運営を行うために, より効率的な運営方法を考えていきたいと思います.

などと, ない頭を駆使して考えていますが, これも会員の皆様のご協力が不可欠で, 会員の皆様からの声をお寄せいただくことを期待しております. ご支援, ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします.

2005年度計量生物シンポジウムのお知らせ-個体差への挑戦-

企画担当理事 大橋靖雄, 森川敏彦, 松浦正明

日本計量生物学会シンポジウム「個体差への挑戦」を2005年5 月21 日(土)
慶應義塾大学理工学部 矢上キャンパス創想館 B2F マルチメディアルーム
(〒223-8522 神奈川県横浜市港北区日吉 3-14-1)にて開催しますので奮ってご参加下さい.

最近, 個体差を考慮した解析の必要性が種々の研究分野において認識されつつあります. 特に医学分野では, 個々の患者のゲノム関連情報などを積極的に活用するテーラーメイド医療や個別化医療を目指した研究が注目を浴びています. このように個体の特性を考慮した新しい解析法の開発が求められており,計量生物学の今後の発展を期してシンポジウムのテーマを「個体差への挑戦」としました. なお, シンポジウム期間中に日本計量生物学会総会を開催します.

また, シンポジウム前日の20 日午後に「混合モデル」のテーマで東京大学の山口拓洋先生を講師とするチュートリアルセミナーを開催する予定ですので, こちらも是非参加してください.

今回のシンポジウムの特別講演は, 「PK/PDデータ解析の新展開」(オーガナイザー: 大橋靖雄・東京大学大学院, 森川敏彦・久留米大学)で以下の講演を予定しています.

・Jen-Pei Liu (National Taiwan University)
「bioequivalence」
・Russel Wada (Pharsight Co.)
「Population Pharma- cokinetics and Pharmacodynamics: Past, Present and Future」
・谷川原祐介・他 (慶応大学)
「薬物反応個体差の解析と管理のためのPK/PDアプローチ」
・南博信 (国立がんセンター)
「抗癌剤の薬力学解析」

シンポジウム参加費は正会員3,000円, 非会員5,000円学生(正会員,非会員とも)1,000円です. また, 以下の要領で一般講演を募集します.

1)申し込み方法:
発表者氏名, 所属, 講演題目, 連絡先を明記の上, 電子メール, ファックスあるいは葉書で下記にお送りください.
〒107-0062 東京都港区南青山6-3-9 大和ビル2F
公益財団法人 統計情報研究開発センター内 日本計量生物学会事務局
e-mail: biometrics@sinfonica.or.jp
FAX: 03-5467-0482

2)申し込み締切(必着):
2005年3月25日(金)

3)予稿原稿締切(必着):
2005年4月22日(金)

ご講演を申し込まれた方には予稿原稿執筆要領をお送りします. 前日開催のチュートリアルの詳細は4月発送予定のシンポジウム・プログラムと共にお知らせします. なお, 計量生物シンポジウム前々日5 月19日(木)に同会場にて応用統計学会第27回シンポジウムが開催されます. テーマは「離散データの解析とその応用」で, 最近の結果,興味ある応用例などについて幅広い討論を行います.

応用統計シンポジウム特別講演

広津 千尋 (明星大学) 「離散データ要因分析とモデリング」
宮川 雅巳 (東京工業大学) 「2x2xK分割表での等オッズ比性検定とその応用 」
青木 敏(東京大学) 「マルコフ連鎖・モンテカルロ法による分割表の解析」

詳細は応用統計学会事務局にお問い合わせ下さい.

2005年学会賞, 功労賞, 奨励賞のお知らせ

会長  丹後 俊郎

平成16年度より, 日本計量生物学会賞, 功労賞, 奨励賞が創設されました. これらの賞は, これらを得ることによって少しでも刺激になって, 若い研究者が伸び, また研究環境が開け, 研究の発展・拡大に役立つことを期待して創設されたものです.

1. 日本計量生物学会賞, 功労賞については, 会員の皆様に, 自薦, 他薦も含め, 広く推薦をお願いしたいと思います.
様式は下記のとおりです.

2. 奨励賞については日本計量生物学会誌またはBiometrics誌, またはJournal of Agricultural, Biological, and Environmental Statistics誌に掲載された論文の著者で, 原則として40歳未満の本学会員または学生会員の中から選考委員会で選出しますので自薦, 他薦は不要です. なお, 候補者には候補になっていることを告げ(年齢を聞くのではなく)受賞条件を満たすかどうかを確かめることになっています.

このうち, 学会賞, 功労賞の副賞は本学会から, また奨励賞の副賞は万有生命科学振興国際交流財団からいただいております. 受賞者の発表と表彰式は5月の計量生物学会シンポジウム時の総会で行います. 奨励賞の受賞者には統計連合大会(広島)のときに受賞者講演をしていただきます. なお, いずれの賞もニュースレターなどでは各賞の受賞理由は公表しますが, 推薦者名は公表しません.

【推薦の様式】
A4版1枚に, 学会賞, または功労賞推薦書と14ポイントで書き, あとは, 10.5ポイントの文字で, 以下の内容をご記入下さい.
1)被推薦者名(所属, 連絡先; 住所, 電話, e-mail)
2)推薦理由
3)推薦期日
4)推薦者(複数の場合は全員の氏名)
5)推薦者(複数の場合は代表者)の所属および連絡先(住所, 電話, e-mail)をご記入下さい.
なお, 資料の添付等は自由です.
6)推薦締め切り期限: 平成17年3月31日
7)推薦書送付先:
〒107-0062 港区南青山6-3-9 大和ビル2階
日本計量生物学会事務局学会賞選考委員会 宛

日本学術会議の報告

日本学術会議第4部会員  柳川 堯

日本学術会議第4部は, 今期, 学術情報発信研究連絡委員会という名前の研連を発足させた. 今回の日本学術会議報告は, まだ案の段階ではあるが, その研連報告案の紹介を行いたい. 統計関連学会の今後のあり方にとって示唆に富む大変重要なことと思われるからである.

学術情報発信研連での主な結論はつぎの3点であった.

1)学術情報発信の基盤は学会活動であるが, 国際競争力のある学術誌の出版には学会の枠を超えた取り組みが必要である.
 ジャーナルの強化は, 連携などによる学会活動と対をなすものである
2)電子ジャーナル発行やアーカイブ作成などの実施体制に, 研究者が指導的立場で参加することが肝要である. また, 現場の担
 当者が, 学術情報発信のプロとして育成され, しかるべく処遇されることが必要である.
3)目下, 情報発信強化に向けて様々な動きが同時に進行しているが, これらの活動の連携を図る必要がある. 学術会議として
 総合的にこの課題に取り組む体制を早急に設けることが望まれる.

第4部における議論の中で次のような国内の動きが明らかになった. 物理学関係では, アメリカの一人勝ちに対抗してドイツ, フランス, イタリアが合同してヨーロッパ中心の電子ジャーナル発行の構想がでていること, アジア地区からの電子ジャーナル発行が必要であると考えられること, 国内物理関連3学会では共同で電子ジャーナル事業所を立ち上げ, 情報発信をおこなっていること, 化学関係では, J-STAGEを通じて国際ネットにのせ情報発信を行っていること. また, 議論の中で, 次のような問題も指摘された.

a)図書館に行かず, 研究室でパソコンで論文検索する時代となった. 特にアメリカはそうであり, 日本でも若い世代はそうである.
b)このような時代においては, コンピュータの検索に上がってこない雑誌に掲載された論文や, コンピュータ検索に上がってこな
 いアーカイブの論文は, 早晩消えてなくなることが予想される. もしそうなると, ゆゆしい知的財産の損失であるばかりでなく, 過
 去の日本の研究が日本の若い研究者にさえ無視されるというゆゆしい事態が生じる.
c)電子ジャーナル発行はアーカイブ(バックナンバー)作成と一体でなければ意味が薄い. しかし, 伝統がある雑誌にはバックナン
 バーが蓄積しており, アーカイブ作成はお金がかかり, 弱小学会では出来にくい. 電子ジャーナル発行やアーカイブ作成はこれ
 までボランティアにたよらざるを得なかったが独立行政法人化後は競争が激化しているためボランティアではできない.
d)学問は, 継承と発展という2面から支えられている. また, 学問の多様性という面でも, 一極集中してホットな話題ばかりを追うこ
 とは好ましくない. 国家プロジェクトとして位置づけ, 日本学術会議が主体的に方針を出すべきである.

2005-2006年会長信任投票 結果報告

日本計量生物学会選挙管理委員会
委員長 山岡和枝, 委員 松山 裕, 岩崎 学

1) 投票   2004年12月17日 消印有効
    開票日時 平成16年12月21日 17:30~18:10
    開票場所 シンフォニカ
2)  有権者 379, 有効投票 170 (賛成: 162 反対: 8)
    無効投票 0
有効投票数の過半数を超えたので, 会長 丹後俊郎氏の信任がなされたものと致します.
上記のようになりましたのでご報告致します.

2005年度第1回理事会議事録

日 時:2004年12月27日(月)13:30 - 15:30
場 所:東京理科大学3号館双葉ビル4F会議室
出席者:岩崎, 上坂, 大瀧, 大橋, 岸野, 佐藤(健), 佐藤(俊), 丹後, 椿, 浜田, 松浦, 松山, 山岡
欠席者: 酒井, 三中, 森川

議題: 2005年度第1回理事会を開催する前に, 会則第36条の規程の理事会必要出席数が満たされていることが議長(丹後俊郎会長)により確認された.

Ⅰ. 報告・確認事項
1. 新理事会メンバー(会長と15名の理事)および監査(2名)の確認がなされた.
2. 旧理事会からの仕事の引継ぎ事項として, 編集担当理事(佐藤(俊)), 企画担当理事(松浦), 会計担当理事(椿(美))から報告がなされ, 会報担当理事(椿(広))から今年度12月のニュースレター発行分までは担当する旨の連絡があったことが伝えられた.

Ⅱ.審議事項
1. 2005-2006年日本計量生物学会理事の会務分担

2005-2006年日本計量生物学会理事の会務分担として, 日本計量生物学会役員選出に関する細則第4条に則り, 各理事の役割分担について話し合い, 以下の陣容で2005-2006年度の会務を遂行することとした. また, IBSのRegional SecretaryとTreasurerを, それぞれ岩崎理事, 椿理事とした. なお, 各会務の最初に挙げた理事が責任者である.

会長 丹後俊郎
庶務 山岡和枝(国内), 岩崎 学(国際)
会計 椿美智子, 浜田知久馬
編集 松山 裕, 三中信宏
会報 佐藤健一, 酒井弘憲
広報(メーリングリスト) 三中信宏
企画(年会) 上坂浩之, 岸野洋久, 佐藤健一
企画(シンポジウム) 大橋靖雄, 松浦正明, 森川敏彦
組織 大瀧 慈, 上坂浩之
国際 佐藤俊哉, 大橋靖雄
日本学術会議 大橋靖雄
学会賞担当 佐藤俊哉
IBS Bulletin担当 岩崎 学
統計関連学会連合理事 丹後俊郎, 岩崎 学
統計関連学会連合企画担当 上坂浩之, 岸野洋久

監事 吉村 功, 柳川 堯

WEB担当委員 高橋邦彦
統計関連学会連合事務局補助員 高橋邦彦, 寒水孝司

2. 電子ジャーナル化について
前期編集委員会からの懸案事項となっていた電子ジャーナル化については, 引き続き検討をすることが確認された.

3. 2005年度会費について
2005年度会費は2005年度から国際堯会費が60ドルに値上げされることになったため, レート(104.35円/ドル)と国内会費6000円とを考慮し, きりのよい数値に丸めて12000円とすることが提案され, 承認された. なお, 今年度から統計関連学会連合への加盟のため, 各学会の会員数に応じた加盟費が支払われることが確認された.

4. 2005年計量生物学会シンポジウムについて
以下の内容が承認された.
1)応用統計学会との同時期開催として開催する計量生物学会シンポジウムの日程について, 2005年5月20日(金)午後にチュー
 トリアル, 21日(土)午前・午後にシンポジウムを開催する.
2)テーマは「個体差への挑戦」とする.
3)会場の利用料金は応用統計学会と折半する.
4)シンポジウムでの特別講演およびチュートリアルセミナー講師は企画委員会ができるだけ早期に考えてメール理事会に提案
 する.
5)応用統計学会の案内文ならびに計量生物学会のシンポジウム案内に同シンポジウムとチュートリアルの日程等の案内を会報
 等に掲載する.

5. 奨励賞, 功労賞, 学会賞の選定委員会
奨励賞, 功労賞, 学会賞の選定委員会を1月中に立ち上げて, そのnominationに関する案内を1-2月のニュースレターでお知らせすることが承認された.

6.評議員会, 理事会, 総会の開催について
2005年計量生物学会シンポジウムの時に, 20日夜に評議員会および理事会を, 21日昼に総会を開催することが承認された. 時間等については未定. また, 総会のときに学会賞等の表彰式を行うこと, さらに奨励賞受賞者には統計連合大会のときにセッションを設けて受賞者講演をしてもらうことが佐藤(俊)学会賞担当理事より提案され, 承認された.

7. 日本計量生物学会細則等の見直し
評議員選挙等の新しい制度導入に関して, 日本計量生物学会細則等の見直しを次期組織担当理事が行うこととなった.

8. 統計関連学会連合への参加のあり方については, 理事会で引き続き検討していくことが確認された.

9. IBS2010への立候補について
国際担当の大橋理事より, IBS2010への立候補を申し出る場合には2006年のカナダでの開催時にプレゼンテーションする必要があり, 国際担当理事を中心に立候補の有無について検討していくことが確認された.

10. セミナーについて
計量生物学セミナーについて, 企画担当の上坂理事より引き継ぎ事項の説明があり, 今後開催ということで引き続き検討されることとなった.

11. ニュースレターの発行
2005年1-2月中にニュースレターを発行し, 学会費, シンポジウム, 統計連合大会等の案内などを掲載することになった. 年3回発行(1-2, 6-7, 11-12月頃)発行することが確認された.

12. 次回理事会について
次回の理事会を, 5月のシンポジウムの前に, 対面理事会あるいはemail理事会として行うか否かについては, 必要に応じて, emailで連絡することになった.

2005年度統計学関連連合大会へのお誘い-広島の町とプリンスホテル-

2005年度統計学関連連合大会実行委員長 大瀧 慈

2005年度統計学関連学会連合大会(2005年9月12日~9月15日, 於広島プリンスホテル)については, 前号のニュースレターにおいて宮川企画委員長から第一報のご案内がありましたが, 本稿では大会開催の現地情報として, 広島の町の歴史および風土に関する概要をご紹介いたします.

広島の町は, 戦国大名の毛利輝元が今から約400年前の文禄2年(1593年)に太田川の河口に位置する最も広い島に築城を機に, その周りの三角州上に作り上げられた城下町として勃興されたとのことです. 明治維新後太平洋戦争での敗戦までの期間には, 一時期大本営や帝国議会が開かれるなど軍都として栄えるとともに, 各種の商工業が成長しました. その後, 同市街は, 1945年8月6日,世界史上初の一発の原子爆弾により一瞬のうちに倒壊粉砕されるとともに, 猛火に包まれ, 爆心地から半径 2キロメートル以内では大部分が焼失してしまいました. これまでの調査・研究により, 人的被害として, 被爆直後における死者・行方不明者は10数万人, その後放射線障害に苦しむことになった被爆者は更に10万人余に達することが明らかにされています. 被爆直後は「原子爆弾による放射能に汚染され, 広島は生物不毛の地となり, 70年間, 人間も住めない」という外国通信が伝えられていましたが,その後の復興は目覚ましく, 現在は, 日本屈指の造船業や自動車の生産拠点となるなど中四国地方最大の人口を持つ(2004年10月1日現在114万人)の政令指定都市として生まれ変わっています. 市内中心部には, 国際平和のシンボルとして世界遺産に登録されている原爆ドームを含む平和記念公園があります. その近傍は非業の死を遂げた被爆者の鎮魂の場として, また近年は人種や宗教を越えた世界平和の聖地として整備が行われており, 四季を通じて各国から多くの観光客が訪れています.

会場の広島プリンスホテルは, 市の最南端に位置する元宇品公園の一角にある大規模滞在型リゾートホテル(部屋数550室)で, 潮騒と森林浴が同時に楽しめる静寂かつ風光明媚な環境にあります. JR広島駅からは電車/バスで30分の同ホテルの西側には公園を挟んで徒歩10分の所に広島港(旧宇品港)があり,宮島(世界遺産)や瀬戸内海の島嶼部(国立公園)さらには四国(道後温泉など)への南玄関として, 観光ルートの拠点となっています. 広島は, 三方を山に囲まれ南方に開いた三角州という立地環境により,市街地の橋下でも魚影が望める幾本もの清流と明るい波穏やかな海に恵まれ, 更に都心から車で1時間以内の範囲に500m以上の海抜高度を持つ緑豊かなピークが30個以上も存在する,という世界的に例を見ない百万都市です. 皆様には,当大会へ参加を機に, 是非, その豊かな自然,海の幸, 山の幸, 銘酒を, そして人情をゆったりとご満喫ください. なお, 同大会関連の各種現地情報に関しては,近日中にインターネットのホームページを開設してアップロードする予定ですので, その節は随時ご利用ください.

2005年度日本臨床薬理学会海外研修員募集

次の要領により, 2005年度当会海外研修員候補者を募集します. 詳細は当会ホームページまたは当会機関誌第35巻6号または第36巻1号をご覧ください.
1. 目的
国際的な視点より, わが国の薬物治療に関わる質の高い臨床研究, 疫学研究を遂行し, またそのシステム作りや教育に貢献できる人材の育成を図ることを目的とする.

2. 応募資格
1)  薬物治療の臨床研究に従事, またはそれを志す医師及び医師以外の研究者(原則として40歳以下)
2)  研修に必要な知識, 経験および語学力を有するもの
3)  薬物治療の臨床研究が可能な研修施設あるいは研修コースにおいて2005年9月より1年間以上2年間以内の研修が可能なもの
4)  日本臨床薬理学会会員であること(応募時入会可)
5)  帰国後, 臨床薬理学領域の活動を継続する意思のあるもの

3. 締切2005年4月末日

問い合わせ先:日本臨床薬理学会海外研修事務局
〒113-0032文京区弥生2-4-16 学会センタービル
FAX:03-3815-1762
E-mail:clinphar@jade.dti.ne.jp
URL:http://www.jade.dti.ne.jp/~clinphar

計量生物学会ニュースレター87号
2005年2月28日発行
発行者 日本計量生物学会
発行責任者 丹後 俊郎
編集者 佐藤健一, 酒井弘憲