プログラム

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講演発表要領

特別セッション:3月19日(土)14:00 ~ 15:30

セッション名:「医薬品開発にともなう統計的方法論の進展」

オーガナイザー:嘉田晃子(名古屋医療センター)

趣旨:

適切な臨床試験を行い医薬品の開発を進めていくうえで、統計解析の役割は非常に重要である。そして、医薬品の開発状況や規制要件と関連して統計解析の方法論自体が進化している。そこには、現場での統計的諸問題をさまざまなメンバーと議論し解決していく統計家の大きな活動がある。今回、医薬品開発と密接なテーマについて、特徴、事例、最近の状況などを紹介していただく。

演者・演題

  • 杉谷利文(京都大学)、森川敏彦(元久留米大学)
    「複雑化する臨床試験での多重比較法―検証への挑戦―」
  • 小宮山靖(ファイザー株式会社)
    「ICH-E17ガイドラインは,国際共同治験の解析や計画を変えるか?」
  • 多喜田保志(日本イーライリリー株式会社)
    「医薬品開発におけるベイジアンネットワークメタアナリシスの利用」

指定討論者:菅波秀規(興和株式会社)ほか

チュートリアル(応用統計学会と共催):
2016年3月18日(金)9:30~12:00

テーマ : 統計モデリング入門:一般化線形モデルから階層ベイズモデルへ

講師: 久保拓弥(北海道大学)

内容:このチュートリアルは統計モデリングの初心者むけのもので、とくに一般化線形モデル (GLM) とその階層ベイズモデル化について説明します。簡単で具体的な例題の解決にとりくみながら、統計ソフトウェア R などを利用したパラメーター推定法もふくめて解説します。
前半では「直線あてはめ」の統計モデルで何でも解決するのではなく、データの構造をよく見て適切な確率分布を部品とする統計モデルを作って解決する方法について説明します。その例としてポアソン回帰・ロジスティック回帰などの統計モデルである GLM を紹介します。
後半では、これを発展させて、観測データから直接推定するのが困難な「個体差・地域差」などのばらつきの効果も考慮するために GLM を階層ベイズモデル化します。このようにベイズモデルの考えかたを導入することで、モデルの見通しがよくなり、より良い推定結果が得られる例などを紹介します。

参考文献など:

  • 「データ解析のための統計モデリング入門」久保拓弥 (2012)
  • 「岩波データサイエンス vol.1」岩波 DS 刊行委員会 (2015)
  • http://goo.gl/iZRa3R で例題のファイルなどをダウンロードできるようにします

スケジュール

講演申し込み:
2015/12/23 - 2016/2/9
原稿締切:
2016/2/16
事前参加申し込み:
2016/1/27 - 2/26
チュートリアル:
2016/3/18(午前)
年会:
2016/3/18(午後) - 19

お知らせ

2016/02/23
プログラムを掲載しました
2016/01/27
参加申し込みを開始しました
講演申し込み期間を延長しました
2016/01/26
年会ホームページがオープンしました